今回は、高配当株投資をやっていて個人的に気になっている銘柄である
日本駐車場開発について分析して投資妙味があるかを見ていきます。
会社説明
日本駐車場開発は駐車場に関する総合コンサルティング業を展開しています。
駐車場の運営管理やサブリース、カーシェアリングを行なっています。
また、インターネットで駐車場紹介やカーシェアリングサービスも提供しています。
中国や韓国、タイといったアジア圏に進出しており事業を拡大させています。
コロナ禍でダメージは受けたが、2021年では落ち着いてきたこともあり回復基調にある。
傘下に日本スキー場開発、那須ハイランドパークがあり、駐車場事業以外にも
観光系の事業も行っています。
売上比率は駐車場59.8%、スキー場19.1%,テーマパーク18.4%、その他2.7%となっています。
株価、利回り、配当など
次は株価や配当について見ていきましょう。
株価:137円
利回り:3.65%
配当:5円
株価は137円です。
100株買っても13700円と初心者でも購入しやすい銘柄ですね。
配当利回りは3.65%で、今年の配当金は一株あたり5円となっています。
ただ利回りが高いだけでなく、12年連続増配しています。
配当は利回りだけでなく安定して受け取れることも大事なので、この数字は
好材料の一つとして見てもいいと思います。
高配当と言われる基準が3%であることを考えると、
高配当株と呼べる銘柄ですね。
この数字だけを見ると、株価が低くて利回りが高めなので購入を検討してみたい
銘柄だと個人的には思います。
財務
ここからは財務情報を見ていきます。
財務情報は、「IR BANK」というサイトの情報を参照しています。
財務情報を見て、目についたところをまとめます。
ROEが35%とかなり高い
コロナで業績は落ちたが、翌年からは回復基調にある
5年連続で自社株買いをしている。
配当性向が高い・・・(2021度は63%)
自己資本比率が低い (2021年度は29.4%)
コロナで業績は落ちましたが、それ以外の年は順調に売り上げを伸ばしており
利益率も毎年10%を超えていることから稼げている企業であることが分かります。
自社株を5年連続で行なっていることもプラスポイントですね!
反対に自己資本比率が常に低いこと、配当性向の高さはマイナス材料です。
自己資本比率は常に低めでガンガン借入などを行なっていることが分かります。
余裕資金が少ないと何かあった時に配当にも影響が出るので、少し怖いですね。
配当性向は100%を越えた年があること、80〜90%の時も数年あって利益のほとんどを
配当として出してしまう時があるのが気になります。
ですが、配当性向が高めということは株主還元の意識が高いことの表れでもあるので、
見方を変えれば良いことなのかもしれません・・
まとめ
・数字としては微妙・・・無理しなくてもいい
・利益率の高さ、利回りの良さは魅力的
最後にまとめですが、総合的に見た結果すぐに買うような銘柄ではない
という結論になりました。
個人的には利回りが4%くらいいけば買いたいと思う銘柄です。
利益率も高く、将来性もある企業だと思うので引き続き状況を見ていきます。
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