検証のためにWindows10の仮想マシンを作成したところ、Ping疎通による監視ができずに
エラー通知が発信されてしまった。
事象は解消したので、確認事項について記載する。
確認内容
今回、確認したのは以下の2つ。他に起動している仮想マシンは監視ツール上で
通信が取れていることを確認済みであったためスキップしている。
- IPアドレスが設定されているか
- Windowsファイアウォールの設定
IPアドレスが設定されているか
最初は、IPアドレスが仮想マシン上で正しく設定されているか確認した。
仮想マシンの管理ツール上ではIPアドレスとサブネットマスク共に想定通りであったが、
一応端末側も同様に確認。
やり方としては以下。
- コントロールパネルを起動
- [ネットワークとインターネット] > [ネットワーク接続]より対象のネットワークアダプターを右クリックし、[プロパティ]を押下
- [インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)]を選択し、[プロパティ]を押下
- IPアドレスとサブネットマスクを確認
こちらは端末側も管理ツール上の表示と同じ状態なので問題はなかった。
Windowsファイアウォールの設定
次にWindowsファイアウォールでICMPプロトコルが有効になっているかを確認した。
WindowsではデフォルトではICMPプロトコルは無効になっている。
OSインストール後、ファイアウォール設定を変えていないので怪しい。
やり方としては以下。
- Windows+Rを押下後、「firewall.cpl」と入力
- 「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」が起動されるので、
「受信の規則」を開く - 「仮想マシンの監視(エコー要求 – ICMPv4受信)」が無効になっていることを確認して右クリック
- 「規則を有効にする」を左クリック
- 同じドメイン内の別マシンから設定変更した仮想マシンにPingコマンドを実施
- 疎通が通ることを確認
案の定、項番3でファイアウォール設定を変更していないことが原因だった。
ICMPを有効にするものならどのルールを有効化してもPing疎通は可能。
設定後には監視ツールとも通信ができていることを確認。
まとめ
Ping疎通が通らない場合はIPアドレスかファイアウォール設定が原因であることがほとんど。
特に、ファイアウォールは設定変更を忘れがちなので注意しておきたい。